February 2012
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たしかに俺が一番好きなのはファイナルリズム。特に夜のね。
たしかに俺が一番好きなのはファイナルリズム。特に夜のね。
もっと言うと、明日が定休日の夜。
店主は一週間の戦いに一度休みが入るため、機嫌も良い。
俺達も普段ほど緊張感を待たず、やや、ゆったりとした、美しいテンポで聖なる作品を鑑賞する。
しかしファイナルロッターは狙って入れるもんじゃない。
数分の違いで、死刑を宣告されることもある。
またセミファイロットになることも。これが一番最悪。
店主に『ごちそうさま』を言っても、店主は俺のことを気にしてくれていない。
これから訪れるつかの間の休日と、ファイナルロッターに心がいってしまっているのだ。
なんだか片思いで告白してフラれた気分に似ている。
俺;ごちそうさま。
→好きです
店主;はーいどーもー。
→ごめんなさい、あたし、他に好きな人(明日の定休日、ファイナルロティスト)がいるの。...
大豚wの食券を買い列に並んでいると後ろの男に「バトルどうですか?」と声をかけられた。
大豚wの食券を買い列に並んでいると後ろの男に
「バトルどうですか?」と声をかけられた。
「いや、結構です」と返すと男は俺にだけ聞こえる声で呟いた。
「そんな事言わずに。アンタ、品川のハリケーンウルフでしょ?」
俺の顔に緊張が走る。確かに俺は2年前まで品川店でファーストをはる百戦練磨のロッター、
通称「ハリケーンウルフ」だった。
だが今は一線を退いてるこの俺に何故?後ろを振り返りその男の顔を一瞥すると男は続けた。
「今のウルフさんの立場は承知しているつもりです。ただ我々はウルフさんに協力して頂きたいだけなのです」
「どういう事だ?」と俺が返すと
「ウルフさんは現在の二郎を取り巻く環境の変化をご存知ですか?
かつて連日繰り広げられた死闘とも呼べるロットバトルはなりを潜め、今ではロットマスターだの麺バーだの馴れ合いばかりです。...
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